吹き出物 顔が腫れて 身体に熱が イライラも強くの漢方相談ビフォーアフターを紹介するコーナーです。
岩手県 21才 女性
最近、娘の吹き出物が酷く、朝起きると顔が腫れています。
気温も上がり、身体に熱がこもっているようで、イライラも強く症状も進んでいます。
震災で被災し、すべてが流され仮設から卒業して、社会人に成り親元を離れての仕事で人間関係など、ストレスも多いとの事ですが、親として皮膚の状態も治まり、元気な娘に戻ってもらいたいと漢方の先生に相談しました。
先生から中医学(漢方)ではストレスが原因で、気滞(気が停滞する)が起きると肝の機能も低下して、熱がこもるようになり、のぼせや顔が赤くなる、吹き出物、さらに頭痛などがおきます。
この様な状態を「肝陽上亢」と言い上がってしまった熱い気(陽気)を鎮める漢方薬と食養生を教えてもらいました。
さらに生理も体内に余分な熱がこもると、「血」に熱がこもり、生理の量も増え、イライラや怒り、吹き出物や顔が赤くなります。
のぼせを冷まし、血熱をを改善する漢方薬と食養生(脂っこい食事の取り過ぎ)を提案して頂き、のぼせや怒りも少なくなり、漢方の炎症を鎮めるスキンケアで、吹き出物の跡も戻ってきました。
「皮膚は内臓の鏡」と言われ、皮膚病も原因は、内臓の衰弱や内臓間のバランスが取れてない時に発病します。
「気血津液」と言う「体の基本のバランス」の崩れなどを調整し、ストレスによる怒りを鎮め、皮膚病の改善にもつながります。
漢方の古典には、「美食をし過ぎると、陽気はうっ積して腫物を生ずる」とあり、脂肪分の多い食事には控え気味にして下さい。
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